「独自の言葉がある。酒がある。歌がある。踊りや演劇がある…」
だいぶ昔に先輩から聞いた、フランスだかどこだかの「文明国の定義」。それを独自にリミックスしアレンジした、「魅力的な土地」を構成する7つの感覚要素をご紹介します。
人間の五感(覚)に加え、一般的に知られている情報の「知覚」、季節感の「季覚」で、計7覚。土地のセールスポイントを見つけよう!売れる理由を探そう!ってんで、『地の理7覚』と名付けました。
これをプリントアウトして関係者全員に配布し、それぞれ思ったままスコアをつけてみる。客観的に見るために部外者を入れたほうがよりイイですね。で、平均を取りながらまとめた表をつくり、それをみんなで眺めてみる。思ったことを話し合ってみる。お酒を飲みながらでもいいでしょう。リラックスしながらのほうが議論が深まりそうです。すると、なにかおぼろげにでもイメージが見えてきます。
すべてに突出している土地なんてありません。いや、むしろ、すべてがいい!なんて、主演だらけのドラマみたいなもので印象に残りにくいもの。どれか1つでも自慢できそうなものがあればいい。荒削りな個性でも、まわりを固める脇役たちが、強いインパクトを残す物語に仕上げてくれたりもします。どんな土地でも、なにかしら強みがある。それを中心にキャラ立ちさせればいい。指標としてお考えください。そして、指標が見えてきたら、それをもとにブランディングの作業に入ります(じつはここからが長いのですが…)。ご自分たちでトライされるのもアリでしょう。もしご希望ならお手伝いいたします。広告制作のプロセスと同様に、さまざまな立ち位置で取り組むことが可能です。
ほら、あなたのところも、きっと隠れた魅力があるはずですよ!