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やっと、ドーニカ、立ち上げました!

いやいや、われながら、ドーニカすぎるなぁ…。

以前読んだ「フューチャリスト宣言(梅田望夫/茂木健一郎 ちくま新書)」だったと思うけど、こんなことが書いてあって、私は思わずうなったのでした。

「日本人はβ版発想がない」

β版。つまり試作品。そういう「発想」がない、と。

ん?「環境」だったかな?ま、ニュアンスは若干違うかもしれないけれど、というような意味のことが、対談形式で綴られていました。

そんなことはない。日本の産業界はいくつもの試作品をつくって磨き上げ、世界も納得する技術を育ててきたじゃないか。若いころよりずいぶん日本肯定派になった私。さまざまな日本否定論に対しては擁護のための“心の揚げ足取り”に回るのが最近の常だったのですが、いかんせん膝を叩いてしまう手を止められませんでした。

どーでもいいイントロが長すぎますかね。

「とりあえず出してみよっか!」

日本に欠けているのは、そんな不完全さを認める土壌だというのです。

GoogleやYouTube、Wikipedia、TwitterにFacebookなど、インターネット界のスタンダードを生んだのはアメリカです(よね?)。そこには、9の欠点があっても、1つの光があれば世に問うてみよう!という発想なり環境がある。で、実際に世界中の無数の人たちの手によって揉まれこねられ巨大になる、と。

ところが日本はそのキマジメな性質からなのか閉鎖性からなのか、10のカンペキを求め、閉じられた社内で悶々とやるからスタートが遅れる。というような趣旨の論でした。

そんなビッグネームと同列で言うのもおこがましいですが、かねてから立ち上げようと思ってた「自分の」サイトも、こりゃグズグズしてる場合じゃないぞ!と。そう。サイトをつくってからご無沙汰しちゃってる人に挨拶に行こう。しかし、せっかくつくるのなら、こんな内容も入れたい。あんなものもあったほうがいい。たくさん文章書かなきゃ。ついでに、こーなったらデザインも自分でやるか。となるとWeb制作用のアプリを覚えなきゃ…。そんなこんな、積極的に後回しにして、とにかくスピード!スピード!

…と決意して苦節3年。恥ずかしながら、よーやく、どーにか、リリースに至りました。

至らぬところ、多々あります。未完成、ってところだけ、都合よくβ版発想ってことにしております。

どうか、生あたたかい目で見守っていただけると幸甚です。